遊撃手論を読んだ感想

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今年は東京ヤクルトスワローズの調子が良かった事もあって野球熱が高い一年でした。改めて野球って面白いなと思い、ちまたで評価の高い野球本である「遊撃手論」を読んでみました。

もうね..面白過ぎて一気に読んでしまいました。野球好きにはたまらないですよこれ。ヨダレが出ちゃいます。この感動を誰かに伝えねばと思いキーボードをタイプしている訳なのです。

 

内容は、名手と呼ばれる遊撃手(ショート)が、ショートを守るにあたっての技術的な話はもちろんの事、必要な素質や考え方なんかを語っていくというものになります。語るメンバーとしては久慈照嘉、宮本慎也、井端弘和、西岡剛、内藤恵美、大橋譲、林裕幸(敬称略)というそうそうたる顔ぶれです。
なかでも面白いのが選手間でプレーを評価しているところ。井端が宮本のことを無駄の無い堅実なプレーと評価したり、逆に宮本が井端をナンバーワンショートだけども全盛期の時勝負したかったと言ってたり、何人かが西岡はセカンド向きじゃないかなどの見解を示すなど、みんな良く選手のプレーを見ている事に関心します。
2009年に出版された本なので2008年までの内容っぽいですが今でも十分に愉しめます。

 

読み終わって良かったなと思う事は野球の見方が変わったところですね。どういうプレーをする人が上手い下手ということが選手の視点で語られているので、プレー状況に応じたポジション取りや、玉際のプレーや送球時の体の使い方などを一球一球集中して、選手の意図を読み取りつつ、考えながら観戦するのも野球の醍醐味の一つだなと。

今まで野球観戦する時は、外野で盛り上がって応援するのが好きだったのですが、来年は内野でじっくりと見ようかな。

 

 

以上、タイトル通りの感想文になってしまいましたが、
お読み頂きありがとうございました。